2023年6月例会『モロッコ、彼女たちの朝』予告編とあらすじ
2023年05月23日 公開
当日券(一般1,600円 中高大・専門学校生、障がい者手帳提示1,100円)でも鑑賞いただけます。
3月13日より、新型コロナ感染防止対策の指針が変更になりました。それに伴い、今後は以下の2点を感染防止対策といたします。ご協力よろしくお願いいたします。
①マスクの着用は個人の判断でお願いいたします。
②入退場の際は密にならないよう注意しましょう。
★ これからの上映作品(2023年7月)★
7月例会・ムーブフェスタ2023 市民企画事業
『桜色の風が咲く』(2022年/日本/113分)*バリアフリー版(日本語字幕付き)
会場:北九州市立男女共同参画センター・ムーブ ホール(2F)
時間:①14:00~16:00 ②18:15~20:15(開場は各30分前)
料金:前売券1,000円(当日1,200円)*会員は会員証にて鑑賞できます。
中高大・専門学校生および障がい者手帳提示 当日のみ500円
小学生無料 未就学児童入場不可
モロッコ発の長編劇映画の舞台は、
カサブランカのメディナ(旧市街)にある小さなパン屋
出会うはずのなかったふたりは絆を結び、
新しい人生へと歩き出す
モロッコの異国情緒と甘い香りが包み込む、始まりの物語
地中海に面する北アフリカの「魅惑の国」モロッコから、小さな宝石のような映画が届いた。カサブランカのメディナ(旧市街)で、女手ひとつでパン屋を営むアブラと、その扉をノックした未婚の妊婦サミア。孤独を抱えていたふたりだったが、丁寧に捏ね紡ぐパン作りが心を繋ぎ、やがて互いの人生に光をもたらしてゆく。
モロッコの伝統的なパンや焼き菓子、幾何学模様が美しいインテリアやアラビア音楽が誘う異国情緒とともに、フェルメールやカラヴァッジョといった西洋画家に影響を受けたという質感豊かな色彩と光で、親密なドラマを描き出す。自分らしく生きると決めた彼女たちが迎える朝の景色とは──。
女性監督初のアカデミー賞モロッコ代表!
世界の心を掴んだ新しい才能
新星マリヤム・トゥザニ監督が、過去に家族で世話をした未婚の妊婦との思い出をもとに作り上げた長編デビュー作。家父長制の根強いモロッコ社会で女性たちが直面する困難と連帯を、素朴なパン屋の日常に浮かび上がらせる。
本作は2019年のカンヌを皮切りに世界中の映画祭で喝采を浴び、女性監督初のアカデミー賞モロッコ代表に選出。さらに、現在までにアメリカ、フランス、ドイツなど欧米を中心に公開され、ここ日本でも初めて劇場公開されるモロッコの長編劇映画となった。
主演を務めたのは、『灼熱の魂』のルブナ・アザバルと日本初紹介のニスリン・エラディ。アラブやヨーロッパを拠点に活躍する人気女優ふたりが「繊細」「素晴らしい」と絶賛される共演を見せた。製作・共同脚本には、本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に監督作が正式出品された、トゥザニ監督の夫でもあるナビール・アユーシュが参加している。
2023年5月例会『高津川』予告編とあらすじ
2023年04月11日 公開
当日券(一般1,600円 中高大・専門学校生、障がい者手帳提示1,100円)でも鑑賞いただけます。
3月13日より、新型コロナ感染防止対策の指針が変更になりました。それに伴い、今後は以下の2点を感染防止対策といたします。ご協力よろしくお願いいたします。
①マスクの着用は個人の判断でお願いいたします。
②入退場の際は密にならないよう注意しましょう。
★ これからの上映作品(2023年5月〜6月)★
5月 『高津川』( 2019年|日本|113分 )
21日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
23日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
6月 『モロッコ、彼女たちの朝』( 2019年|モロッコ・フランス・ベルギー|101分 )
18日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
20日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
毎日を何気なく 過ごしていると
足元にある小さな幸せに
気づかないものだ
ダムが一つもない一級河川、日本一の清流「高津川」の流域に暮らす、牧場を経営している斎藤学(甲本雅裕)。妻を亡くし、母絹江(奈良岡朋子)、娘の七海(大野いと)、息子の竜也(石川雷蔵)の4人暮らし。七海は大阪から帰って来たばかりで、高校生の弟・竜也の考えていることは分からない。地元の誇りである「神楽」の舞いは歌舞伎の源流ともいわれ、代々舞手が受け継がれて来たが
学は、今年舞手の舞台を踏む竜也が稽古をさぼってばかりいること、進路のことを危惧する日々だった。
地方の問題の「都会への若者の流出による人口減」や「祭りや技術の伝承の存続」は危機的状況にあり、高津川流域で暮らす人々も同じ問題を抱えていた。
そんな時、母校である小学校が閉校になるという知らせや、高津川上流にリゾート開発の話が持ち上がり、学の同級生で母親の介護をしながら老舗の和菓子屋を継いだ陽子(戸田菜穂)、寿司屋を継いだ健一(岡田浩暉)、高津川の清流で農業・養蜂をしている秀夫(緒形幹太)、東京で弁護士をしている誠(田口浩正)、市役所勤めの智子(春木みさよ)、主婦の久美子(藤巻るも)らが集まって何をすべきか相談することに。
母校の閉校を受け、最後の運動会に「日本各地にいる卒業生を集めよう」という話になる。
高津川の恩恵や重要性は認識しつつも何が出来るか答えは出ないまま…
唯一リゾート開発を否定しなかった誠は、学に連れられ誠の父、正(高橋長英)の元へ
目を逸らしてきた現実と今失おうとしている大切なものを目の当たりにすることとなる。
守るべきは何だったのか。
失おうとしているものは何なのか。
今それぞれの想いを乗せた最後の運動会が開催される。
それぞれが見つけ出した答えとは…
2023年4月例会『メイド・イン・バングラデシュ』予告編とあらすじ
2023年03月14日 公開
・当日券(一般1,600円、中高大・専門学校生・障がい者手帳提示1,100円)でもご鑑賞いただけます。
★ これからの上映作品(2023年4月〜6月)★
4月『メイド・イン・バングラデシュ』(2019年 |フランス・バングラデシュ・デンマーク・ポルトガル|95分)
9日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
11日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
5月 『高津川』( 2019年|日本|113分 )
21日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
23日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
6月 『モロッコ、彼女たちの朝』( 2019年|モロッコ・フランス・ベルギー|101分 )
18日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
20日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
世界の繊維産業を支えるバングラデシュ。
国内の縫製工場労働者の80%が女性で平均年齢は25歳。
その過酷な労働環境と低賃金に、
たったひとりの女性が立ち向かう
大手アパレルブランドの工場が集まるダッカ。 衣料品工場で働くシムは、厳しい労働環境にあえぐ同僚たちと労働組合を結成すべく立ち上がる。工場幹部からの脅し、夫や仲間の反対に遭いながら労働法を学び奮闘するが…。
バングラデシュ独立戦争下で敵兵と恋に落ちた女性を描いた“Meherjaan”(2011)、タゴールの詩を背景に葛藤する女性を描いた“Under Construction”(2015)が各国の映画祭で高く評価された、バングラデシュの気鋭ルバイヤット・ホセイン監督、待望の日本初公開作。3年以上のリサーチを経て、10代半ばからバングラデシュの労働闘争に関わってきたダリヤ・アクター・ドリの実話を元に完成させたヒューマンストーリー。陰影のある美しい映像は、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『アンジェリカの微笑み』などで知られるサビーヌ・ランスラン。
2023年3月例会『金の糸』予告編とあらすじ
2023年02月21日 公開
「新型コロナウイルス感染拡大防止対策」ご協力のお願い
・体調不良の場合は参加をお控えください。参加当日はご自宅で検温をお願いします。
(受付前に係員が非接触型体温計で検温します)
・館内では常にマスクをご着用ください。
・受付後、速やかに入場をお願いします。
・入退場時、十分な間隔を確保してください。
・入場時には、手指を消毒してください。
・入会お試し券、当日券(一般1,600円 中高大・専門学校生、障碍者手帳提示1,100円)で鑑賞いただけます。
・一般のお客様にも、上記厳守の上、受付にて氏名・連絡先の明記をお願い申し上げます。
★ これからの上映作品(2023年3月〜6月)★
3月 『金の糸』( 2019年|ジョージア・フランス|91分 )
12日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
14日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
4月 『メイド・イン・バングラデシュ』
( 2019年|フランス・バングラデシュ・デンマーク・ポルトガル|95分 )
9日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
11日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
5月 『高津川』( 2019年|日本|113分 )
21日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
23日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
6月 『モロッコ、彼女たちの朝』( 2019年|モロッコ・フランス・ベルギー|101分 )
18日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
20日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
旧市街の片隅で 私たちは語る
信じて欲しい
壊れた過去も 美しいと。
女性作家エレネとその人生に関わった人々の過去、
そしてソヴィエト連邦下の記憶。
伝説的な女性監督ラナ・ゴゴベリゼが91歳にして、
日本の“金継ぎ”に着想を得て描いた過去との和解の物語。
トビリシの旧市街の片隅。作家のエレネは生まれた時からの古い家で娘夫婦と暮らしている。
今日は彼女の79歳の誕生日だが、家族の誰もが忘れていた。娘は、姑のミランダにアルツハイマーの症状が出始めたので、この家に引っ越しさせるという。ミランダはソヴィエト時代、政府の高官だった。そこへかつての恋人アルチルから数十年ぶりに電話がかかってくる。やがて彼らの過去が明らかになり、ミランダは姿を消す……。
3人を結ぶ過去が語られ、ソヴィエト連邦下の記憶が重ねあわされていく。ジョージアの伝説的女性監督ラナ・ゴゴベリゼが、自身の過去を投影し、91歳にして発表した過去との和解の物語である。音楽は2019年に亡くなった世界的作曲家ギヤ・カンチェリ、映画監督でもあるナナ・ジョルジャゼが主役のエレネを演じている。
2023年2月例会『FLEE フリー』予告編とあらすじ
2023年01月26日 公開
「新型コロナウイルス感染拡大防止対策」ご協力のお願い
・体調不良の場合は参加をお控えください。参加当日はご自宅で検温をお願いします。
(受付前に係員が非接触型体温計で検温します)
・館内では常にマスクをご着用ください。
・受付後、速やかに入場をお願いします。
・入退場時、十分な間隔を確保してください。
・入場時には、手指を消毒してください。
・入会お試し券、当日券(一般1,600円 中高大・専門学校生、障碍者手帳提示1,100円)で鑑賞いただけます。
・一般のお客様にも、上記厳守の上、受付にて氏名・連絡先の明記をお願い申し上げます。
★ これからの上映作品(2023年2月〜6月)★
2月 『FLEE フリー』( 2021年|デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フランス|89分 )
19日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
21日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
3月 『金の糸』( 2019年|ジョージア・フランス|91分 )
12日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
14日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
4月 『メイド・イン・バングラデシュ』
( 2019年|フランス・バングラデシュ・デンマーク・ポルトガル|95分 )
9日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
11日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
5月 『高津川』( 2019年|日本|113分 )
21日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
23日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
6月 『モロッコ、彼女たちの朝』( 2019年|モロッコ・フランス・ベルギー|101分 )
18日(日)12:00 小倉コロナシネマワールド
20日(火)①14:00 ②19:00 戸畑市民会館中ホール
★2月例会『FLEE フリー』 公式サイト
( 2021| デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フランス合作|89分 )
【 INTRODUCTION 】
アフガニスタンに生まれ、ある日突然、家族と居場所を奪われたこと、
同性愛者の存在が許されない国でゲイとして生きること、
ある青年が語る真実に世界は耳を傾け、そして、心を震わせたー
アフガニスタンで生まれ育ったアミンは、
幼い頃、父が当局に連行されたまま戻らず、
残った家族とともに命がけで祖国を脱出した。
やがて家族とも離れ離れになり、
数年後たった一人でデンマークへと亡命した彼は、
30代半ばとなり研究者として成功を収め、
恋人の男性と結婚を果たそうとしていた。
だが、彼には恋人にも話していない、
20年以上も抱え続けていた秘密があった。
あまりに壮絶で心を揺さぶられずにはいられない過酷な半生を、
親友である映画監督の前で、
彼は静かに語り始める…。
2022年度アカデミー賞®にて、史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートの快挙を成し遂げた、デンマークほか合作によるドキュメンタリー映画『FLEEフリー』。英題である“FLEE”とは危険や災害、追跡者などから(安全な場所へ)逃げるという意味である。
主人公のアミンをはじめ周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作され、いまや世界中で大きなニュースになっているタリバンとアフガニスタンの恐ろしい現実や、祖国から逃れて生き延びるために奮闘する人々の過酷な日々、そして、ゲイであるのひとりの青年が、自分の未来を救うために過去のトラウマと向き合う物語を描く。
そんな本作は多くの観客に深い感動と衝撃を与え、昨年のサンダンス映画祭でワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門の最高賞であるグランプリを獲得。またアヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞となるクリスタル賞ほか3部門を受賞。ドキュメンタリー、アニメーションという表現の垣根を越えてジャンル横断的に高い評価を受け、各国の映画祭で82受賞136部門ノミネートという圧倒的な評価を獲得している。(2022年4月12日現在)