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映画のある人生。映画好きの仲間がいる人生。 北九州映画サークル協議会
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2017年12月例会『みかんの丘』予告編と作品紹介




世界の映画祭で数多くの賞を受賞、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート

戦争の不条理と人間性の尊さを描く感動作。


【作品紹介】
ジョージア(グルジア)のアブハジア自治共和国でみかん栽培をするエストニア人の集落。ジョージアとアブハジア間に紛争が勃発し、多くの人は帰国したが、イヴォとマルゴスは残っている。マルゴスはみかんの収穫が気になるからだが、みかんの木箱作りのイヴォは理由を語らない。ある日、彼らは戦闘で傷ついた二人の兵士を自宅で介抱することになる。ひとりはアブハジアを支援するチェチェン兵アハメド、もうひとりはジョージア兵ニカで敵同士だった。彼らは互いに同じ家に敵兵がいることを知り、殺意に燃えるが、イヴォが家の中では戦わせないというと、家主が力を持つコーカサスのしきたりに則り、兵士たちは約束する。数日後、アブハジアの小隊がやってきて‥・。


本作はグルジアとエストニアの初の共同製作である。エストニアのタリン映画祭でジョージア映画の特集上映が行われた際、エストニア映画人からの共同製作の提案にジョージアのザザ・ウルシャゼ監督が応え、構想を深めた。19世紀後半のロシア帝政時代に多くのエストニア人がアブハジアに移住し、開墾、集落を築いた。みかんはアブハジアの名産であり、日本の温州産に似ている。ソ連邦時代に、日本人の学者が中心になって、西グルジアの黒海沿岸の地方に多くの苗を植え、拡がっていったともいわれている。
  全編ロケによる撮影だが、いまだに緊張状態が続くアブハジアではなく、同じ黒海沿岸であるグリア地方の広大な荒地に集落や道を作り、樹木を植えて撮影された。
ニカが大切にしていたラストシーンで流れるカセットテープの曲は、グルジアを代表する詩人、作家、音楽家であるイラクリ・チャルクヴィアニ(1961-2006)が歌った「紙の船」という歌で、アブハジア戦争中にジョージアで大ヒットした曲。戦場に赴く若者の恋人への心情を語った内容だが、ジョージア人のアブハジアへの思いが重ねられている。
ウルシャゼ監督は1966年生まれ。本作では、さまざまな文化、宗教の衝突を描いているが、世界が危機的な状況のなかで、人間らしさを保つことの大切さを描きたかったと述べている。



原題 Mandariinid
製作年 2013年
製作国 エストニア・ジョージア合作
配給 ハーク
上映時間 87分
映倫区分 G
オフィシャルサイト

監督ザザ・ウルシャゼ
製作イボ・フェルト ザザ・ウルシャゼ
脚本ザザ・ウルシャゼ
撮影レイン・コトブ
出演 レンビット・ウルフサック エルモ・ヌガネン ギオルギ・ナカシゼ 他

2017年12月例会
■日付 12月17日(日)
■場所 イオンシネマ戸畑
■時間 ①12:00ー13:30  ②18:30―20:00

■日付 12月18日(月)
■場所 小倉昭和館
■時間 19:00ー20:30

★イオンシネマ戸畑、小倉昭和館の2会場での上映です。日時のお間違えのないよう、しっかりご確認のうえ、お出かけください。よろしくお願いします。

2017年11月例会『わたしは、ダニエル・ブレイク』予告編と作品紹介


(C)Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016

第69回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞


ダニエルが教えてくれたこと−
隣の誰かを助けるだけで 人生は変えられる



【作品紹介】
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。



イギリスに生まれて59年、ダニエル・ブレイクは実直に生きてきた。大工の仕事に誇りを持ち、最愛の妻を亡くして一人になってからも、規則正しく暮らしていた。ところが突然、心臓の病におそわれたダニエルは、仕事がしたくても仕事をすることができない。国の援助を受けようとするが、理不尽で複雑に入り組んだ制度が立ちはだかり援助を受けることが出来ず、経済的・精神的に追いつめられていく。そんな中、偶然出会ったシングルマザーのケイティとその子供達を助けたことから、交流が生まれ、お互いに助け合う中で、ダニエルもケイティ家族も希望を取り戻していくのだった。
ダニエルには、コメディアンとして知られ、映画出演はこれが初めてのデイヴ・ジョーンズ。父親が建具工で労働者階級の出身だったことから、何よりもリアリティを追求するケン・ローチ監督に大抜擢された。ケイティには、デイヴと同じくオーディションで選ばれた、『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』のヘイリー・スクワイアーズ。どんな運命に飲み込まれても、人としての尊厳を失わず、そばにいる人を思いやる二人の姿は、観る者の心に深く染みわたる。
これはもはや遠い国の見知らぬ人の話ではない。ダニエルのまっすぐな瞳を通して、ケン・ローチが教えてくれるのは、どんなに大きな危機を迎えても、忘れてはいけない大切なこと。




『わたしは、ダニエル・ブレイク』 
原題:I, DANIEL BLAKE
監督:ケン・ローチ
出演:デイヴ・ジョーンズ ヘイリー・スクワイアーズ

2016年/イギリス・フランス・ベルギー/100分     



2017年11月例会

■日付 11月19日(日)
■場所 イオンシネマ戸畑
■時間 ①12:00ー13:45  ②18:30―20:15

■日付 11月20日(月)
■場所 小倉昭和館
■時間 19:00ー20:45

★イオンシネマ戸畑、小倉昭和館の2会場での上映です。日時のお間違えのないよう、しっかりご確認のうえ、お出かけください。よろしくお願いします。

2017年10月例会『アルジェの戦い』予告編と作品紹介


© 1966 Casbah Films, Inc. All rights reserved.

1966年ベネチア映画祭金獅子賞
1967年キネマ旬報外国映画ベスト・テン 第1位
1967年英国アカデミー賞国際連盟賞


目をひらけ、耳をかたむけろ。


【作品紹介】

ドキュメンタリー・タッチで描かれた、戦争映画の傑作!
1967年、日本を代表する映画雑誌『キネマ旬報』が例年発表する外国映画年間ベスト・テンにおいて『気狂いピエロ』(ジャン=リュック・ゴダール監督)や『欲望』(ミケランジェロ・アントニオーニ監督)といった名立たる傑作をものともせず圧倒的な差で第1位の栄冠を勝ちとった作品が北九州映画サークルにやってきます。
1954年から1962年にかけて行われた、フランスの支配に対するアルジェリアの独立戦争を描いた『アルジェの戦い』(1966製作)です。ユダヤ人の家庭に生まれ、第二次世界大戦中レジスタンス運動のリーダーとして活躍した監督のジッロ・ポンテコルヴォは、ネオ・レアリズモの傑作『戦火のかなた』(ロベルト・ロッセリーニ監督)に感銘を受け映画の世界へ足を踏みいれた人物。ジャーナリスト出身の彼は映画を作るにあたって記録映像を一切使わず、目撃者や当事者の証言、残された記録文書をもとにリアルな劇映画として戦争の実体をドキュメンタリー・タッチで詳細に再現しています。


“反仏映画”として賛否両論をひき起こした衝撃作が、50年を経てよみがえる
アルジェの旧市街カスバで実際の戦闘に従事し、劇中でFLN幹部ジャファー役を演じたヤセフ・サーディが製作に参加。クエンティン・タランティーノ監督の『ヘイトフル・エイト』で本年度アカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞したイタリアが誇るマエストロ、エンニオ・モリコーネ(『荒野の用心棒』『ニュー・シネマ・パラダイス』)が緊張感あふれるスコアを提供し、アルジェリア市民8万人が撮影に協力。マチュー中佐役のジャン・マルタンを除き、主要キャストには実戦経験者を含む素人たちが多数起用されています。戦車、武器類はアルジェリア軍より調達、フランス映画『望郷』の舞台となったカスバでオールロケを敢行、5年の歳月をかけて作られた本作。1966年ベネチア国際映画祭でグランプリにあたる金獅子賞を受賞した折には、当時現地入りしていたフランス代表団が“反仏映画”として反発し、映画監督フランソワ・トリュフォーを除いて全員が会場を退席したという衝撃的なエピソードを残しています。


アルジェリア戦争の真実を描き出した今作が、私たちに訴えかけるメッセージとは?
FLN(アルジェリア民族解放戦線)とフランス軍。相対する当事者たちを分けへだてなく描写し、戦争に巻き込まれていく一般市民たちの日常に加え、ゲリラ作戦の詳細や壮絶な市街戦をクールなモノクロ撮影とジャーナリスティックな視点で冷徹に写しとったこの映画は、現在でも独立戦争の記憶遺産としてアルジェリアでは高い人気を誇り、見るものを戦場の真っ只なかにいる様な気分にさせる鮮烈な表現は時代をこえて輝いています。難民や移民の流出、頻発するテロの恐怖等、激動の世紀に生きる私たちにとって、ポストコロニアルの視点でつらぬかれた本作の歴史的価値は計り知れないものと言えるでしょう。




『アルジェの戦い』 
原題:La battaglia di Algeri 
監督:ジッロ・ポンテコルヴォ
脚本:フランコ・ソリナス/ジッロ・ポンテコルヴォ 
撮影:マルチェロ・ガッティ 
音楽:エンニオ・モリコーネ 
出演:ジャン・マルタン ヤセフ・サーディ ブラヒム・ハギアグ

1966年/イタリア=アルジェリア/B&W/1.85:1/121分/フランス語・アラビア語
提供:キングレコード
配給:コピアポア・フィルム
URL: algeri2016.com     



2017年9月例会

■日付 10月22日(日)
■場所 イオンシネマ戸畑
■時間 ①12:00ー14:05  ②18:30―20:35

■日付 10月23日(月)
■場所 小倉昭和館
■時間 19:00ー21:05

★イオンシネマ戸畑、小倉昭和館の2会場での上映です。日時のお間違えのないよう、しっかりご確認のうえ、お出かけください。よろしくお願いします。

2017年9月例会『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』予告編とあらすじ



ようこそ
誰も見たことがない
不思議な世界へ



江戸時代にはじまる日本橋魚河岸から、築地の地に移り80年。銀座から徒歩15分に位置し、
美食都市TOKYOを代表する街=銀座を育てた〈築地市場〉は、長年に渡り日本の食文化を支え続けてきた。
世界一のフィッシュマーケットであり、海外のトップシェフのリスペクトも獲得するこの市場は、
その歴史に終止符を打ち豊洲へ移転する。この時代の節目に〈築地〉の真実に肉薄する作品が完成した。


誇り、技、意地、志、仲間。
“築地の住人たち”の情熱に満ちた生き様は、
フィクションよりドラマティックに胸に迫る。


築地市場で働く人約14,000人、1日に外から訪れる購買者約28,000人、1日の入場車両およそ19,000台。報道規制の厳しいこの巨大市場に初めて1年以上に渡る長期密着撮影が許され、一般立ち入り禁止のエリアに初めてカメラが入った。春夏秋冬の旬の魚、移りゆく風景。プロ意識と職人気質が織りなす人間模様。人々の息遣いと心揺さぶる生き様。伝統、技術、情熱によってはぐくまれた〈築地〉の真の姿が、初めてスクリーンに登場する。


食の最前線の舞台裏。
〈築地〉から見える日本の魚食文化の神髄。


築地で働く人々を始め、すきやばし次郎、鮨さいとう、ESqUISSE(エスキス)、noma(ノーマ)、道場六三郎など名だたる名店の料理人から、文化人、評論家など食に関わる人々総勢150名にインタビューを敢行。それぞれの視点で語られる世界一のフィッシュマーケット〈TSUKIJI〉から、世界も注目する日本の魚食文化に迫る。私たちが未来に伝えるべきものとは? 本作は私たちにそんな問いも投げかけるだろう。




2016|日本|110分
監督:遠藤 尚太郎
出演:小野二郎 小野禎一 中澤圭二 油井隆一 他



2017年9月例会

■日付 9月17日(日)
■場所 イオンシネマ戸畑
■時間 ①12:00ー13:55  ②18:30―20:25

■日付 9月18日(月)
■場所 小倉昭和館
■時間 19:00ー20:55

★イオンシネマ戸畑、小倉昭和館の2会場での上映です。日時のお間違えのないよう、しっかりご確認のうえ、お出かけください。よろしくお願いします。

2017年8月例会『すれ違いのダイアリーズ』予告編とあらすじ





【STORY】
ソーンはいい奴だけどかなり情けないお気楽男子。
恋人に定職を持つように叱られて、仕方なく仕事探しを始めたものの、ようやく見つけた仕事は、電気なし・水道なし・携帯電話もつながらない僻地の水上学校の先生だった……。
赴任したものの、スポーツしか自信がないソーンは毎日失敗ばかり。
ある日、前任の女性教師エーンの日記を見つける。そこには、自分と同じように僻地の学校で寂しさを感じ、子供達の教育や恋人との関係に悩む、エーンの正直な心の中が書かれていた。その悩みに共感したり、ある時は教え方を学んだりするうちに、ソーンは会ったこともない彼女に恋してしまう。はたして───。



スポーツしか取り柄のない青年ソーンが、ようやく見つけた仕事は、誰もが行きたがらない山奥の湖に浮かぶ水上小学校の先生。そこは電気なし・水道なし・携帯電話もつながらない場所。生徒の子供たちとも打ち解けられず、孤独なソーンは、ある日、誰かの日記を見つける。それは前任の女性教師エーンの日記だった……。
ソーンは日記を読むうち、そこに書かれた悩みに共感したり、教え方を学んだり。やがて会ったことのないエーンに恋をし、彼女を探し始めるが……。果たして、2人は会える?会えない?美しい自然に囲まれたタイの水上学校で、日記に支えられ、子供たちに教えられ、ダメ先生が成長していく。スマホやネットが全盛の現代になかなか信じられないが、これは2つの実話から生まれた物語。実在する水上学校の話と日記を読んで恋をした男性の話が元になっている。
本作の監督は、タイ映画史に残る名作『フェーンチャン ぼくの恋人』のニティワット・タラトーン。タイ・アカデミー賞最多ノミネートや米アカデミー賞外国語映画賞タイ代表などNo,1の高い作品評価だけでなく、首都バンコクのみで約100万人を動員して大ヒット。だが、何より、世界中で上映されるたびに寄せられる観客の声の熱さ。見た人の感動が名作のいちばんの証明書だ。


2014|タイ|110分
監督:ニティワット・タラトーン
出演:スクリット・ウィセートケーオ チャーマーン・ブンヤサック スコラワット・カナロット

2017年8月例会

■日付 8月20日(日)
■場所 イオンシネマ戸畑
■時間 ①12:00ー13:55  ②18:30―20:25

■日付 6月19日(月)
■場所 小倉昭和館
■時間 19:00ー20:55

★イオンシネマ戸畑、小倉昭和館の2会場での上映です。日時のお間違えのないよう、しっかりご確認のうえ、お出かけください。よろしくお願いします。