11月例会『愛と法』ひとくち感想紹介
2019年12月10日 公開
北九州映画サークルでは例会鑑賞後、会員(当日観に来られた一般の方も含む)からの評価・感想を毎回募集しています。
①大変よかった
②よかった
③ふつう
④あまりよくなかった
⑤その他
○評価未記入
の評価とともに、「ひとくち感想」と題して、映画を観た方々が思いに思いに綴った感想を一部ご紹介いたします。
① 冒頭、インタビュー拒否するパレードの参加者の多さが辛い。均質社会から弾かれた無戸籍者の孤独な闘い等初めて知る事も多く、己が不明を恥じる思い。性的少数者として自らの人生も勝ち取りつつ、弱者支援に奮闘するカズフミ夫夫の勇気、情愛、粘り強さ、ユーモア!明るく支えるカズの母親や家族も素敵だ。英語と共に大阪弁の字幕付きなら真の「グローカル(グローバル+ローカル)映画」になったかも?しなやかな未来志向の映画に勇気を貰った。感謝です!
① 人は誰でも幸福になりたいと思っている。それが、どこか人と違ったり少数派と言うだけで、異端者扱いや疎外感を受ける。人は一人一人違う人格を持っている。一人一人違っていて当然なのに、多数派が常識とされるのはおかしいと思う。痛みをかかえながら生きてきたからこそ、世の中の切り捨てられようとしている人達の立場や思いが理解できるこの二人の優しさに拍手を贈りたい。頑張れ!
① 笑って泣ける。いつの世も人の権利とは、主張し、勝ち取っていく、決して甘いものではないことを突きつけてくるが、否定の抗撃、無視をあからさまに対比させず、観る者に思わず内省させる進行には有難くて泣けた。音声が少し乱れていること、字幕が日本人の私達には邪魔をするが、周囲の社会を改めて見直させてくれ、他人の権利に向き合うことを自らが問われていると思えた。
② テーマはとても良いし、この二人の本を読んでいたので、この映画も観たかった作品です。ただ、演出や編集はイマイチだな…と感じた。何か話が散らばっていて少し内容がうすくなったように感じます。でもテーマはすごく良いです。応援しています!
④ 近頃こういう映画が多いので会員が減るのが分かる。もう少し映画としての皆が観に来て良かったと満足して帰れるような映画を観せて下さい。本当に近頃は不満足な気分で帰っている。