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2020年7月例会『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』予告編とあらすじ

北九州映画サークル協議会 会員の皆様へ

新型コロナウイルスによる影響で延期になっていた3月例会、
『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』を今月19、20日に7月例会として上映いたします。
安全な上映に向けて、対策を万全にして、久しぶりの例会を楽しみましょう。

「新型コロナウイルス感染拡大防止対策」ご協力のお願い

・体調不良の場合は参加をお控えください。参加当日はご自宅で検温をお願いします。
(受付前に非接触型体温計で検温し、37.5度以上あった場合は参加不可とさせていただきます)
・マスクを必ずご着用ください。
・受付後、速やかに入場をお願いします。
・入退場時、十分な間隔を確保してください。
・入場時には、手指を消毒してください。
・座席制限(通常270名→今回135名)のため、例会参加日時を事前予約制とさせていただきます。
・ご予約なしでは入場をお断りさせていただく場合がございます。
・招待券、入会お試し券、当日券の使用も原則できないものといたします。




おとぎ話の向こう側へー

19世紀初頭にグリム兄弟によって書かれたドイツの民話集「グリム童話」は、160以上の言語に翻訳され聖書に並ぶといわれるほど世界中で読み継がれてきた。だが、オリジナル版には多くの残酷な場面や性的な事柄が含まれており、“本当は恐ろしい“童話として、日本でも大人向けに長年注目を集めてきた。

本作は「グリム童話」に初版から収録されている民話「手なしむすめ」を、新たによみがえらせた傑作アニメーションだ。ヒロインの少女は悪魔の企みで両腕を奪われ、数奇な運命に翻弄されながらも、不思議な精霊の力にも守られて、自分だけの幸せを見出していく。

ヒロインの生命力にあふれ、しなやかな生き方を、現代的な視点で描くのはフランスのセバスチャン・ローデンバック監督だ。故・高畑勲監督の実験精神に敬意を表する監督は、本作で驚嘆の作画技法「クリプトキノグラフィー」を用い、長編でありながら全ての作画をたったひとりで手がけた。まるで線そのものが命を持ち、呼吸するかのような美しい映像に、思わず息を呑む。そして、王子との結婚の先に少女を待ち受ける思いがけない物語の展開は、原作とは異なる監督ならではのラストへと観客を誘っていくだろう。


監督:セバスチャン・ローデンバック
出演:アナイス・ドゥムースティエ ジェレミー・エルカイム フィリップ・ローデンバック

2016年製作/80分/フランス
原題:La jeune fille sans mains
配給:ニューディアー

◉上映日時:7月19日(日)…10:00〜/13:00〜/17:00〜
                  7月20日(月)…19:00〜
◉会場:小倉昭和館(アクセス)
           

★これからの上映作品★
2020.8月例会『花咲く頃』
2020.9月例会『洗骨』
2020.10月例会『希望の灯り』
北九州映画サークル協議会
Posted by北九州映画サークル協議会

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