2021年1月例会『今さら言えない小さな秘密』予告編とあらすじ
2020年12月15日 公開
「新型コロナウイルス感染拡大防止対策」ご協力のお願い
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・入場時には、検温と手指の消毒にご協力ください。
・入会お試し券、当日券(一般1,600円 中高大・専門学校生、障碍者手帳提示1,100円)で鑑賞できます。
一般のお客様にも、上記事項を厳守の上、受付にて氏名・連絡先の明記をお願い申し上げます。
【 映画紹介 】
自転車にまつわるある伝説を持つ、南仏プロヴァンスの美しい村に暮らす自転車修理工ラウル。愛する妻と子供たちにも恵まれ順風満帆に見えるが、実は誰にも言えない子どもの頃からの秘密があった。―本当は自転車に乗れない!―のだ。自転車を愛して生業にする彼にとって、それは悲しく致命的なこと。時が経つほど誰にも打ち明ける勇気がでない。ある日、村人を撮っている写真家が、ラウルが自転車に乗って坂道を下る決定的な瞬間を撮影しようと言ってきた。さぁ大変、なんとか阻止しようと試みるが…。秘密を抱えて幾年月、もしバレたら、家族の愛も村人たちの尊敬もすべて失ってしまう!? 果たして、ラウルと家族に平和は訪れる?
フランスの国民的作家にしてイラストレーター、漫画家でもあるジャン=ジャック・サンペのベストセラー「今さら言えない小さな秘密」を遂に映画化。「ニューヨーカー」や「パリ・マッチ」などで活躍し、45か国以上でその著書が翻訳されている世界的アーティストだ。『アメリ』『ロング・エンゲージメント』など、ジャン=ピエール・ジュネ監督作品のブレインとして活躍してきたギヨーム・ローランが、原作者のサンペと共に脚本を担当。人々の善意や思いやりなど、原作絵本の優しい世界観を引き継ぐと共に、オリジナルのエピソードを加え、映画ならではの胸躍るファンタジックなシーンを創り上げた。
ラウルに扮するのは、『ありふれた事件』でカンヌ国際映画祭特別ユース賞を受賞し、『ココ・アヴァン・シャネル』などでセザール賞に3度ノミネートされた名優ブノワ・ポールヴールド。近年では『神様メール』でも絶賛された。国をあげて自転車レース「トゥール・ド・フランス」に熱狂するフランスにおいて、〈自転車に乗れない〉ことがいかに致命的かを、微笑ましくも可笑しな自転車愛に満ちたエピソードと共に演じきった。ラウルの<秘密>の行方に、重要な鍵を握る妻マドレーヌには、『Mommy/マミー』などグザヴィエ・ドラン監督作品で高い評価を受けたスザンヌ・クレマン。彼もまた〈ある秘密〉を抱えた写真家のフィグーニュには、『モリエール 恋こそ喜劇』のエドゥアール・ベール。ラウルと友情を築いていく様に心地よい人間味を込めた。
舞台はフランスの南、プロヴァンスのヴァントロルという村。コート・デュ・ローヌのワインで知られる大自然を背景に、ノスタルジックな気持ちを掻き立てる原作の絵本の世界のような可愛らしい町並みが再現された。ひとに愛されたいあまりに抱えてしまった秘密と、ひとはどう向き合って生きていけばいいのか?人間関係の尽きない悩みを抱えた現代の人々へ、太陽が降り注ぐような温かく、心を救う物語。
2018年製作/90分/G/フランス
原題:Raoul Taburin
配給:セテラ・インターナショナル
監督
ピエール・ゴドー
製作
ピエール・ゴドー ナタリー・ガスタルド・ゴドー
原作
ジャン=ジャック・サンペ
脚本
ジャン=ジャック・サンペ ピエール・ゴドー ギョーム・ローラン
撮影
クレール・マトン
美術
ヤン・アルロー
編集
エルベ・ド・リューズ
音楽
ハビエル・ナバレテ
出演
ブノワ・ポールブールド
エドゥアール・ベア
スザンヌ・クレマン
グレゴリー・ガドゥボワ
バンサン・ドゥサニア
◉会場:小倉昭和館 1号館(アクセス)
○上映日時:1月19日(火)…14:00〜
★これからの上映作品(2021年〜)★
2月例会『天国でまた会おう』
3月例会『まぼろしの市街戦 4Kデジタル修復版』
4月例会『半世界』
5月例会『存在のない子供たち』
6月例会『だれもが愛しいチャンピオン』