2022年 2月例会『アリ地獄天国』予告編とあらすじ
2022年01月26日 公開
「新型コロナウイルス感染拡大防止対策」ご協力のお願い
・体調不良の場合は参加をお控えください。参加当日はご自宅で検温をお願いします。
(受付前に係員が非接触型体温計で検温します)
・館内では常にマスクをご着用ください。
・受付後、速やかに入場をお願いします。
・入退場時、十分な間隔を確保してください。
・入場時には、手指を消毒してください。
・入会お試し券、当日券(一般1,600円 中高大・専門学校生、障碍者手帳提示1,100円)で鑑賞いただけます。
・一般のお客様にも、上記厳守の上、受付にて氏名・連絡先の明記をお願い申し上げます。
2022年2月〜7月の例会
2月 『アリ地獄天国』( 2019年|日本|98分 )
20日(日)10:00/21日(月)19:00/22日(火)14:00
3月 『レ・ミゼラブル』( 2019年|フランス|104分 )
20日(日)10:00/21日(月)19:00/23日(水)14:00
4月 『37セカンズ』( 2019年|日本・アメリカ|115分 )
17日(日)10:00/18日(月)19:00/19日(火)14:00
5月 『ブレッドウィナー』( 2017年|アイルランド・カナダ・ルクセンブルク|94分 )
22日(日)10:00/23日(月)19:00/24日(火)14:00
6月 『夏時間』( 2019年|韓国|105分 )
19日(日)10:00/20日(月)19:00/22日(水)14:00
7月 ※3月総会にて決定(ムーブフェスタ参加作品)
2月 『アリ地獄天国』予告編
ぼく、営業成績トップ。
いま、終日シュレッダー業務。
なんで?
Introduction
「ブラック企業」や「ブラックバイト」といった言葉が広く認識され、大きな社会問題となった。それでも法律を無視し、不当な労働条件や長時間労働を強いる企業は後を絶たない。大企業での過労死や過労自死も記憶に新しい。政府も「働き方改革」を重要政策とし、労働環境の改善を求めるようになった。だが、新型コロナウイルスの拡大により先が見えない状況の中、いまや世界規模で失業や生活の不安が広まっている。
本作は、理不尽な労働環境に置かれた30代の社員が個人加盟の労働組合に加わり、会社の改善を求めて闘った3年間の記録である。
この不安定な世界で、どうしたら働き方を変えて、自らの尊厳を保ち、生きていけるのか。この映画の鑑賞体験は、あなたにそのヒントと、変革の勇気をもたらすかもしれない。
Story
とある引越会社。社員は自分たちの状況を「アリ地獄」と自嘲する。長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば、会社への弁済で借金漬けになるからだ。本作の主人公、西村有さん(仮名)は34歳の営業職。会社の方針に異議を唱え、一人でも入れる個人加盟の労働組合(ユニオン)に加入した。するとシュレッダー係へ配転させられ、給与は半減。さらに懲戒解雇にまで追い込まれた。ユニオンの抗議により解雇は撤回させたが、復職先はシュレッダー係のまま。会社に反省の色は見られない。
西村さんは、「まともな会社になってほしい」と闘いを続け、次第にたくましく変わってゆく。
本作の監督・土屋は、仕事で悩む親友の自死を防げなかった後悔とともに、3年にわたる闘いに密着する。生き残るためのロードームービー(労働映画)。結末はいかに!
監督/土屋トカチ『フツーの仕事がしたい』
取材協力/プレカリアートユニオン ナレーション/可野浩太郎 主題歌/マーガレットズロース「コントローラー」
撮影・編集・構成/土屋トカチ 構成/飯田基晴 整音/常田高志 企画/小笠原史仁・土屋トカチ 広告デザイン/信田風馬(創造集団440Hz)
制作/映像グループ ローポジション・白浜台映像事務所 配給/映像グループ ローポジション
日本/2019/98分/デジタルファイル/DCP上映