2016年6月例会『NO ノー』予告編とあらすじ
2016年06月19日 公開
CMは世界を変えられるのか!?
STORY
1988年、ピノチェト独裁政権末期の南米チリ。
フリーの広告マンとして忙しい日々を送っているレネ・サアベドラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)のもとに、かねてから家族ぐるみの付き合いがある友人ウルティア(ルイス・ニェッコ)が訪ねてくる。ウルティアは反独裁政権の左派メンバーのひとりで、近く実施される政権の信任継続を問う国民投票の反対派「NO」陣営の中心人物であった。
今回、投票までの27日間、政権支持派「YES」と反対派「NO」それぞれに1日15分のPR ができるテレビ放送枠が許され、広告やCM 制作の責任者として新進気鋭のクリエーターであるレネに白羽の矢が立ったのだ。
政権が対外的に平等をアピールしているだけの出来レースと、気乗りしないレネだったが、次第にプロの広告マンとしてのプライドをかけて制作に取り組むようになっていく。
はじめ、彼の作る資本主義の象徴のようなCMは独裁政権下で弾圧をうけ迫害されてきた党員たちから非難されるが、明るい未来、喜び、そして希望を謳いあげる斬新でウイットに富んだ言葉や映像は国民の心をつかんでいく。
そんな風潮に焦りを感じた「YES」陣営たちは、賛成派の広告アドバイザーとして関わっていたレネの上司グスマン(アルフレド・カストロ)を広報責任者とし、強大な権力を使って「NO」陣営へ妨害と脅迫行為を繰り返し、押さえ込んでいく。
「YES」派と「NO」派の熾烈なCM合戦が繰り広げられ、いよいよ投票日がやってくる…。
第85回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートを筆頭に各国映画賞で高い評価を得た、実話ベースの社会派ドラマ。1988年のチリを舞台に、軍事独裁政権を敷くアウグスト・ピノチェト将軍の信任延長を拒否する反対派陣営に雇われた広告マンの姿を見つめる。監督は『グロリアの青春』などの新鋭、パブロ・ラライン。主演を務める『天国の口、終りの楽園。』などのガエル・ガルシア・ベルナルを筆頭に、ラテン系の実力派俳優たちが結集する。事実は小説よりも奇なりを地でゆく展開に加え、ビンテージカメラを用いた独特の映像も見もの。
監督:パブロ・ラライン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル ルイス・ニェッコ 他
2012年 |チリ・アメリカ・メキシコ|118分
2016年6月例会
■日付 6月19日(日)
■場所 イオンシネマ戸畑
■時間 ①12:00ー14:05 ②18:30―20:35
■日付 6月20日(月)
■場所 小倉昭和館
■時間 19:00ー21:05
★イオンシネマ戸畑、小倉昭和館の2会場での上映です。日時のお間違えのないよう、しっかりご確認のうえ、お出かけください。よろしくお願いします。